卒業式お祝いの言葉(PTA会長より)

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(正門に掲示された卒業式の看板)

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(正面玄関入ってすぐのお祝いの装飾)

令和5年3月24日午前中、晴天に恵まれ、桜の咲き誇る中、令和4年度 第122回文京区立柳町小学校卒業証書授与式が新体育館3階アリーナで執り行われました。新型コロナウィルス感染症対策の一環として来賓なしでの開催でした。PTAからは会長が体育館アリーナ入り口にて会場に入られる保護者の皆様にご挨拶をし、卒業生の入場を見送ってすぐに体育館を離れました。

PTA会長からの卒業式のお祝いの言葉は、祝電コーナーに掲示され、また、ご参列の皆様に配布された学事報告に挟みこむ形でお渡しいただきました。

以下で、お祝いの言葉をご紹介させていただきます。ご一読いただけますと幸いです。

(会場となった新体育館の階段壁には各学年からのお祝いの作品が飾られていました)

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ご卒業お祝いの言葉

"All the world's a stage"―思いを胸に大きくはばたけ

文京区立柳町小学校PTA会長 篠塚麻衣子

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!  

今年の卒業式は桜の花が満開で、まるで、皆さんのご卒業を祝福しているかのようです。  

今年度の文京区立小学校PTA連合会から卒業生の皆さんに贈られたクリアファイルは、皆さんのお手元にもう届いていますね。毎年、区内20校の小学校PTA会長がどんなメッセージをクリアファイルに載せるか考えて、これだというものを掲載しています。今年度は、区立小学校PTA連合会長を務める小日向台町小学校PTA会長が決めてくださった「"All the world's a stage"―思いを胸に大きくはばたけ!」でした。  

"All the world's a stage"は連合会長からの言葉です。シェイクスピアの『お気に召すまま』の一節で、「すべてこの世は舞台」「世界はすべて一つの舞台」などと訳されています。連合会長は、卒業生の皆さんに、世の中をすべて舞台と考えて、自分の好きな場所、自分の生きたい場所を選んで、最高の自分自身を演じて欲しい、それが、たまたまその舞台に立たされたとしても、その舞台で演じるのは自分自身であり、精一杯そこで好きな自分を演じて欲しい、こういった思いから、"All the world's a stage"を選ばれたそうです。  

「思いを胸に大きくはばたけ!」は、実は、私の考えた言葉です。たくさんの会長が考えて集まったメッセージの中から、連合会長が私の言葉を選んでくださいました。  

小学校を卒業し、中学校に入学する皆さんの心の中には、期待、希望、不安、様々な思いが渦巻いている事でしょう。通い慣れた学び舎を離れ、新しい環境に飛び込む、これは、とても大きく、劇的な変化です。どんな気持ちであれ、今抱いている気持ちは、今だけのもので、新しい環境に慣れるにつれて、忘れてしまうかも知れません。けれど、何か新しい事を始めたい、挑戦したい、あるいは、大切にしてきたことを続けたい、発展させたい、もしかしたら、自分を変えたい、もっと大人になりたい...その、今、皆さんの心の中にあるたくさんの「思い」を、ぜひ、大切にしてください。

同時に、だからと言ってそれに過度にとらわれる必要は、決してありません。可能性は無限に広がっています。12年間生きてきた皆さんの心の中には、あなた以外、誰にも分からない、あなただけが知っている、あなたにとって本当に大切な真実が確実に存在しています。心の声に耳を傾け、自分自身に素直に、自分に恥じない人生を切り開いてください。

あなたの周りの大人たちは、皆、あなたを応援しています。あなたを労い、励まし、共に歩む日々を大切に思っています。

疲れた時には柳町小学校に遊びに来てください。慣れ親しんだ教室や先生方が、きっと皆さんをあたたかく迎えてくれます。不安になったり落ち込んだ心を励ましてくれると思います。

皆さんの門出を心から祝福しています。

世界という舞台で大きく羽ばたく皆さんの姿を、楽しみにしています。(了)

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